武田邦彦先生との「ちょっと真面目な麻の話」
5月9日と16日、東海ラジオ「ちょっと真面目な麻の話」は元名古屋大学教授・科学者の武田邦彦先生をゲストに迎え無事に放送された。
彼の12年前の著作「大麻ヒステリー 思考停止になる日本人」には日本の大麻問題が網羅されている。
今読んでも当時からほとんど問題が解決していない。日本は思考停止したままなのがよくわかる。
大麻に関しては国民の大半は相変わらず知識が間違ったままだし、コロナ禍で痛感した通り科学的思考をしていない。
番組の中で武田先生は日本には歴史があり、その民族性や体質に合った大麻規制がなされるべきと話されている。
日本人は大麻の薬効(酩酊感・多幸感)が効かないとも発言されている。
私は薬効はあると思うのだが、やはり国や信用ある機関が日本人がどの種の大麻をどれだけ吸ったら、どんな影響があるのかをしっかり調査研究するべきなのである。
これを省いて規制や法を作ろうというのが根本からおかしいし、そこに科学が存在していない。
ラジオ収録語は武田先生にYouTube動画の収録にお付き合いいただいた。
大麻に限らず、いろいろと質問をしたのだが、教育や選挙、倫理、社会の在り方について独特の見解ばかりで本当に楽しかった。
武田先生の考えの元にあるのは日本人がどんな民族で、どうあるのが自然なのかということ。
著書「大麻ヒステリー」にも日本人の謙虚さや高潔さ、やさしさ、慎み深さについて述べられているが、これこそアインシュタインにして<地球上で最も素晴らしい民族>と言わせた所以である。
今は政治家、行政、マスコミが強力に国民を抑えつけているが、本来の姿に戻れば日本は再び輝き繁栄するというポシティブなメッセージをいただいた。
戦後のアメリカによる政策が日本人の精神を歪めてしまっている。それが大麻規制にもしっかりと表されているのだ。
ハームリダクションについてももっとわかりやすい言葉を使うべきだし、なんでも欧米に合わせるのは間違いだと指摘された。
確かにインドやメキシコ、ウルグアイ、南アフリカなど欧米以外では大麻に対して理解が深く、寛容な国が多い。
日本で大麻を合法化するにはどうすればよいか、日本オリジナルの最適な方法があるかもしれない。
過去には大麻の他にアスベストについても研究して大学と衝突している武田先生。
大学から予算を削られる恐れがあるかもしれないが、より多くの科学者や医師が矜持をもって大麻の真実を発信して欲しいものだ。
自らの職務を真摯に真っ当する、それこそが本来の日本人であると思う。
ちょっと真面目な麻の話 ノーカット版
part1 5月9日
part2 5月16日
収録後トーク
高野泰年