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東海ラジオ「ちょっと真面目な麻の話」 ノーカット版

東海ラジオの「ちょっと真面目な麻の話」のノーカット版を公開します。
11月15日放送分

11月22日放送分

対談でも触れたハームリダクションについて。
ハームリダクションとは<処罰ではなく支援を>という薬物使用の対処方針で多くの国で認められてきている。
日本では松本俊彦氏( 国立精神・神経医療研究センター病院 薬物依存症センター センター長併任)がメディアでも詳しく解説されていて、厚労省の大麻等の薬物対策のあり方検討会でも大麻使用罪の創設を目論む委員達を相手に奮闘されている。

薬物を使用する至る原因をしっかり解決することこそが必要な措置であり、それをしないと薬物使用をやめられないことが多く、対処する医師にとっても延々に解決せず、薬物使用者は社会から排除されたままで何も解決しないままとなる。
刑罰を与えたところで何も解決せず、誰のためにもならない。そのため、罰は罰金などの軽いものにして、生活環境や心理的な問題を解決していくのがハームリダクションの概念である。
刑事罰を与えると会社や学校を辞めさせられたりして、生活や精神は不安定になり結局再び薬物使用に至ることが多い。

元々ハームリダクションは薬物に限った用語ではなく、ウィキペディアでは以下のように記述される。
個人が健康被害や危険をもたらす行動習慣(合法・違法を問わない)をただちにやめることができないとき、その行動に伴う害や危険をできるかぎり少なくすることを目的としてとられる、公衆衛生上の実践、指針、政策を指す。
主に嗜癖・依存症に対するものを指し、直訳すれば「害 (harm) の低減 (reduction) 」となる。

薬物使用を厳しく罰すると却って周囲に迷惑が及ぶこともある。
俳優が薬物使用で急遽降板したり、会社員がいきなり逮捕されたりすると周囲は大損害である。
また才能ある人物を薬物使用を理由に社会から排除すれば、社会的な損失である。
刑罰を与えたところで無駄なことばかり。

大麻(THC)は覚せい剤やアルコールと違い、周囲に暴力を振るうなど害をなすことがほとんどないため、日本でも非犯罪化しても良いと私は考えている。
日本でもハームリダクションの概念をわかっている役所はあり、法務省や厚労省の一部でもちゃんと理解している。
しかし厚労省本体としては世界の流れに逆らって、職員や予算を確保しておきたい一心で大麻(THC)の使用罪を創設しようとしている。

嗜好大麻を合法化している国もあれば、非犯罪化といって使用しても軽い罰で済ませる国もある。
違法ではあるけども刑罰は設けないのが非犯罪化。
未成年に刑罰を科さないとか駐車違反を罰金だけで済ませるのも非犯罪化である。

話は逸れるが、日本人の国民性としてお役所に取り決めを求める傾向があるようだ。
大麻(THC)についても<有害性が低く、外国で合法かもしれないが、とりあえず日本では禁止のままでいいだろう>という意見をよく目にする。
だが、使用するかしないか選択するのは主権者である国民であるべきで役所が介入するものでないはず。
ユッケで食中毒を起こした件で、生レバーまで禁止されるに至ったが、これで良いだろうか?
鮮度管理を怠った会社を厳しく罰すればよいものを、ユッケ以外の生の食材がいろいろと規制され国民は選択権を奪われたままだ。
日本は民主主義を市民たちの手で勝ち取っていないため、欧米諸国に比べ人権意識が低く行政の規制を受け入れ過ぎていると私は感じる。
公務員はすなわち公僕、英語でパブリックサーバントPublic servant、 公衆に奉仕すべきものを意味する。
行政が無用に国民生活に介入してくることを許さない、日本がそんな自立した、成熟した民主主義国家となることを願っている。

 

高野泰年

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