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週刊文春に意見広告を掲載

6月23日発売の週刊文春に意見広告を掲載した。
大麻取締法の欠陥や使用罪の有害性を全面に押し出そうとしたが、編集部は何故かCBDと絡めたがり、思ったような記事にならなかった。
週刊文春には昨年6月にも意見広告を載せている。
https://onl.tw/vTvx6tR

確かに繊維用大麻やCBDは議員連盟や安倍晋三元首相主催の勉強会もでき、遅ればせながらも正しい方向に向かおうとしている。
NHKがCBD商品について報道しているし、メディアも好意的に取り扱うようになっていくだろう。

しかし、嗜好大麻については全く進展がない。ニューヨーク州で合法化しても、アジアのタイで合法化しても無視している。
議員やマスコミも箝口令でも引かれたの如く、言語道断に許されない様相である。

強調しておきたいが、THC抜きに大麻草の有用性は語れない。
それだけに今回の文春の記事は依存性の誤解を解く内容にしたかった。

スポンサータブーで依存性をアルコールやタバコと比較することができない、
<世界の大麻合法化の流れに逆らって>という表現は合法化が規定路線のように捉えられるからダメ、
<依存性がカフェイン程度>という表現だと使用を薦めているようでダメ、

週刊文春からは以上のような制限を受けた。メイヂ健康大麻油提供の地上波ラジオ番組「ちょっと真面目な麻の話」で普通に話しているような内容だ。
メディアは記事を書く部署と広告を取る部署の判断がしっかりと分離されているべきで、そうしないと報道姿勢が歪められることが起きる。
また文春には厚労省への配慮も強く感じられた。
メディアには権力を監視する役割がある。もっと気骨ある姿勢を持って欲しいと思う。

しかしこれが日本の言論、ジャーナリズムの現状。
報道の自由度ランキングが先進国最下位の日本の姿。
読者である国民がもっと厳しい目でメディアを評価しないといけない。

もちろん文春なりに頑張ってくれた部分もある。
大麻(THC)は依存性が低いこと、犯罪化は依存者を増やし、暴力団の資金源になることはしっかり記載されている。
この点は心から感謝したい。

余談だが、繊維用大麻を振興させようとしている方々がTHCの有害性を説いていたりするが、なぜ自分の首を絞めるようなことをするのだろう?
THCの安全性が認められれば、繊維用大麻の規制はより緩やかになるのに。

科学的根拠をもって大麻の有用性を議論する!ーそのために活動を続けているのだが、
まだまだ日本にはその土壌が育っていないようだ。

 

高野泰年

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