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第9回 日本麻フェスティバル in 鹿沼

第九回<日本麻フェスティバルin鹿沼>が10月29日、30日の二日に渡って開催された。
栃木県鹿沼市で4つの会場で講演、作品展示、実演、物品販売、麻ひき体験に、花火の打ち上げもあり、盛りだくさんの正にフェスティバルであった。

わら細工・草編み細工「わらしべ」さんのレポートが写真や動画も豊富に詳細を伝えてくれている。ぜひご覧いただきたい。
https://www.facebook.com/wara319.3256
https://www.facebook.com/photo/?fbid=450570793852366&set=pcb.450585127184266
鹿沼市は日本一の麻の栽培地で、メイン会場の永野コミュニティセンター周辺は5月から8月にかけて麻が生い茂るのを見ることができる。
大麻栽培絶滅の危機にある日本においてはその風景は今や文化遺産である。
繊維用大麻の規制はこの数年間異様に厳しかったが、来年は規制緩和も進んでいることなので自治体のバックアップを得て鹿沼の麻栽培をもっとアピールして欲しいと思う。

第一会場の永野コミュニティセンターでは初日の栃木県立博物館の篠崎茂雄氏の講演と二日目に阿波忌部麁服保存会の木村雅彦氏の講演の他に全国から12団体の作品展示があり、特別展示は「令和大嘗祭 麁服製作具と織女の衣装」であった。
第二会場の都市農村交流館では[麻に関する手仕事の実演と物品の販売]が催された。
第三会場の久分自治公民館では団体、個人で4つの展示が行われた。
第四会場 野州麻紙工房(やしゅうましこうぼう)では横綱白鵬の綱とヘンプハウスブが展示された。
講演の後や花火の前などに大倉正之助さんの鼓や和太鼓ユニット「我龍」の竹内裕樹さんの太鼓が演奏された。

初日の17時からは株式会社田熊火工による「コロナ退散を願い花火の打上げ」が行われた。その数、1000発。
花火師さんよると、花火には光を放つ為に必要な火薬とそれを爆発させる為の火薬の2種類が必要で爆発をコントロールするに必要なのが麻炭。
爆発の強弱にも10段階ほど有り、ここ鹿沼の大森さんの麻炭が一番なのだが、この麻炭ほとんどが輸入に頼っていて国産はとっても貴重なのだそうだ。

展示された下駄や能面、松明、しめ縄など様々な道具や品物に使われてきた大麻だが、金色の繊維は芸術作品に昇華されている。
世界に大麻繊維を使う国は数あれど、日本ほど輝きを増して、神格化している国はないのではないだろうか。
柳町てる子さんの精密で美しい糸かけアートは特筆すべき作品だ。
https://www.facebook.com/photo?fbid=451079977134781&set=pcb.451080300468082

野州麻紙工房で展示されたヘンプハウスには防炎性、高強度、通気性など産業大麻の未来を感じる。
グリーンラッシュは人類が大麻草の可能性を再発見しているムーブメントだ。
この麻フェスティバルは大麻草と共に益々反映していってほしい。

麻農家の中には嗜好大麻に否定的な人もいる。しかし厚労省がTHCを危険視している間は繊維用大麻にもどうしても規制が残るし、CBDにも製薬利権が及びかねない。
THCにほとんど有害性がないことは世界中の調査で判明している。農家の方にもぜひ協力してもらって大麻草の真の開放を共に勝ち取りたいと思う。

「麁服(あらたえ)」原料の麻収穫式

迫力満点‼️横綱メイキングの全て

「ヘンプクリート」が明日の建築を変える!
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大倉正之助 能楽 公式ウェブサイト
能楽

高野泰年

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