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依然続く繊維用大麻規制

中日新聞に以下の記事が掲載された。
神事用大麻栽培に「高い壁」 三重県が設置指導、国は柔軟対応求める:中日新聞Web (chunichi.co.jp)
https://www.chunichi.co.jp/article/452967
三重県南伊勢町で神事用大麻の再興に取り組んでいる農業法人が、連作障害を避けるために昨年までとは別の場所での栽培免許を県に申請したところ、高額な費用がかかるフェンスや電気柵などの設置を求められていたことが分かった。
農業法人は新たな場所での栽培を断念。
厚生労働省は昨年九月以降、免許申請時に農家に過度の負担を強いないよう、二度にわたって都道府県に通知していた。
引用以上

三重県薬務課の川端清史課長補佐は“法律上はTHC濃度に関係なく規制対象になっている”と話しているが、THC濃度は大いに関係が有る。
大麻取締法第二十二条は栽培規制は保健衛生上の危害の発生を防止するため必要な最小限度のものに限り、不当な義務を課してはならないとしている。

繊維用大麻は濃縮しても酩酊作用はなく保健衛生上の危害もないことは厚労省の支局の調査で明らかである。
参照 「繊維型大麻草およびその濃縮物中のカンナビノイド含有量の調査」

産業大麻はやはり安全

また厚労省の監視指導・麻薬対策課の田中課長も「生えている大麻草を集めてTHCを採る人などいない」と認めている。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/111091

繊維用大麻にフェンスや電気柵の設置を義務付けるのは明確な法律違反である。
現在、私は三重県医療保健部薬務課薬事班に厚労省の見解に対抗する根拠がどこあるのか、提示を求めている。

私たち、メイヂ食品株式会社は産業大麻の厳しすぎる規制を緩和するため日々活動をしている。
その一つに大麻栽培地の情報公開がある。
なぜ公開するのか。人々は大麻草を身近に見ることがないため、未知な物として過剰に恐れている。まずこの状況を変えていきたいから。
戦前は3万件以上の大麻農家があり、それこそ日本中で栽培されていたものが、大麻取締法の間違った運用により大麻は人目につかない所で栽培するように規制された。
しかし日本最大の栽培地である栃木県、特に鹿沼市では幹線道路にそって囲いもなく栽培されている。
また当地のトチギシロという品種はTHCを含まない品種としてPRされ、30年来盗難にあっていない。
多くの人がこの地を訪れ、産業大麻の栽培地を隠す意味などないことが周知されることを願っている。

栃木県の担当者からは
<貴社サイトにおいて大麻栽培地の情報を公開することは、大麻取締法に抵触することではありませんが、個人情報を含む場合にはお取扱いにご注意願います。>
という見解を得ている、栽培地情報を公開することは違法行為でも何でもない。だが、それをしているのは今現在、私たちだけ。

日本では<空気>や<忖度>で政策が決められていたり、国民の間でも自らの意思で政治を動かすという意識が弱く、政治家や官僚に依存し過ぎている。
日本は未だに民主主義が根付いておらず、人権意識も低いでのある。大麻後進国である原因はこれに尽きる。
この問題を解消しないと医療大麻やハームリダクションが定着しない。
私が大麻の合法化を目指しているが、同時に国民の政治への意識を変えたいと考えている。

日本の産業大麻は絶滅寸前で、あり得ないほど世界に遅れを取っている。
お隣の中国は世界最大の生産地になっている。アヘン戦争のトラウマもあり嗜好大麻は厳禁だが、産業用大麻は大規模栽培していて日本も輸入している。
THCを含まない繊維用大麻を撲滅させる勢いで規制している日本は国民の意識レベルから間違っているのだ。

私たちは栽培地情報公開の他に精麻の美しさや神性のPRにも取り組んでいる。
メイヂ健康大麻油の販売店である名駅チケット(名古屋市内4店舗)では精麻やオガラの展示販売もしている。
金色に輝く精麻を手に取って、神道における役割や歴史、生産工程などを知れば大麻草に対する理解は大きく深まるはずだ。
精麻が売れて、やがて単価が上がり、農家の収入が増えていく。そんな形で栽培農家を支援していきたい。

大麻繊維を黄金に輝かせられるのは日本だけ。他の国ではロープや服を作るが、神の依り代に昇華させている例はない。
黄金の国ジパングは大麻草の輝く国という意味もあったのではないか。
一日も早く、日出る国に大麻を復活させたい。

高野泰年

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