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「大麻等の薬物対策のあり方検討会」のあり方

1月20日より「大麻等の薬物対策のあり方検討会」(厚労省による有識者会議)が開かれています。
第一回の検討会で鈴木勉氏が座長に選ばれました。
大麻の使用罪の導入を検討する会議と噂されているところにこの鈴木勉(星薬科大学特任教授)です。
彼は長らく大麻使用を啓発する立場で警視庁の製作したビデオにも出演しています。
https://www.npa.go.jp/bureau/sosikihanzai/yakubutujyuki/illegal_cannabis/01_real.html
鈴木氏は「大麻、ダメ、ぜったい」の権化で、大麻精神病などとありもしない病気を作り上げたり、CBDの規制しようとしているところが問題です。
この検討会の公平性を疑っておいた方が良いと言えるでしょう。
議事録や資料は公開されていますが、発言者がわからないようになっています。

資料を見て気になるのは以下の4点。
1大麻の有害性を他の違法薬物と比較しているが、アルコールとは比較していない
2国連の機関が懲罰より治療(ハームリダクション)へ方針転換しているのを無視している
3産業大麻に触れていない、
4花と葉は違法で、種と茎は合法というTHCを無視した大麻取締法の非科学性を問題視していない

今後の展開で議題に上げられることを希望を持って待ちたいと思います。
議事録や委員会名簿は以下で閲覧できます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-syokuhin_436610_00005.html

第二回は2月25日に会場の所在地を非公開にして開催されます。取材は30名ほどに限定されます。独立系メディアは門前払いされる確率が高いです。
不透明で不健全な印象です。
第一回会場のTKP新橋カンファレンスセンターのビルの前で30数名の抗議活動が起きたためか、世論の反発を警戒しているようです。

国連麻薬委員会(CND)はWHOの勧告を受けて大麻を最も危険なⅣ(最も危険で医療価値なし)から1ランク下げてⅠにしました(ランクはⅣ→Ⅰ→Ⅱ→Ⅲの順)。
また産業大麻を厳しく規制しているのは先進国G10で日本だけです。
このような状況下で日本が大麻をより厳しくするのか、国際基準に合わせてくるのか注視が必要です。

WHO勧告 大麻及び大麻樹脂について
「ECDD(依存性薬物専門家委員会)は、大麻の治療効果に関する情報と、進行中の医学的用途について考慮した。幾つかの国々では、腰痛、睡眠障害、うつ、外的障害後の痛みや、
多発性硬化症などの治療に大麻の使用を許可している。委員会に提出されたエビデンスでは、大麻と大麻樹脂が、他の附表VIにリストされている物質と
類似した有毒性を認められない。よって、大麻と大麻樹脂を附表VIにリストしている事は、この附表の定義と一致しない」

厚労省が昨年4月に発行した、4年で3000万円の費用を掛けた冊子「大麻問題の現状」はTHCやCBD製剤の効果を認めつつも、精神科患者を対象にした実験から大麻と暴力を結びつけるなどデタラメな内容も混ぜ込んであります。
特にP23-24ではラットにTHC 6mg/kg投与した実験から暴力傾向を示していますが、この論文は「人間ではありえない量を、注射というありえない方法で接種した」実験を基にした評価の低いもの。このような冊子を全国の関係機関に送付するということは今のところ厚労省は大麻草を積極活用するつもりはないということでしょう。

多くの国民が大麻草について関心を持ち、前向きな世論が形成され、厚労省が方針転換するよう私たちもできることから取り組みたいと思います。

高野泰年

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