3月28日に記者会見を開きます。“日本は大麻の国である”
“日本は大麻の国である”というテーマで記者会見をする予定です。
これまで広告出稿に協力いただいたメディアの記者に出席を呼びかけました。
1 大嘗祭の調進物の中で最も重要なのは大麻草の織物、麁服(あらたえ)である。国技大相撲の最高位である横綱の化粧まわしは大麻草でできている。
2 日本人の名で最も多く使われているの“麻”は大麻草である。
3 大麻の危険性はたばこやアルコールより低い。日本政府は大麻草の成分カンナビノイドに関わる特許を1000以上認めている。
これらの情報を得たうえで“日本は大麻の国である”かどうかを広く日本国民に判断していただきたいと思います。
今、国内の大麻草が滅びかけています。
自然を敬い調和し、最大限に活用できるのが日本人です。それが大麻草を絶滅させるなどあってはいけません。
海外各国で医療大麻、産業大麻、嗜好大麻が導入されているのに行政も政治家も裁判所もメディアも議論を避けています。
会見当日は君が代や日の丸の力を借りて日本国民全体の議論にして、彼らを動かす動きにしたいと考えています。
かつて産着は大麻柄でした。皆が害虫もつかずまっすぐ育つ大麻草にあやかりました。
麻の名の付く土地も各地にあります。大麻の栽培地や加工場、集積場があったのです。
弓道の弦、凧合戦のひもに大麻繊維は欠かせません。
日本中に大麻に関わる文化財があり、人間国宝、世界遺産もあります。
オガラは大麻の茎です。お盆にご先祖様を迎えたり、送り出すのに神聖な大麻を使うのです。
ジャパンブルーは藍色に染められた大麻繊維の着物を見て英国人が名付けました。
日本は大麻の国なのです。
大麻が見直されることによって産業大麻で雇用や産業が興ること、医療大麻で多くの命が救われることも重要です。
しかし一番重要なことは日本が日本らしさを取り戻すことです。
森羅万象、八百万の神など日本は自然と親和し、その力を最大限に活かすことができる民族です。
それが大麻草に関しては他国より遥かに遅れているどころか、絶滅させんとしています。
産業大麻は精神作用を及ぼすTHC(テトラヒドロカンナビノール)がほとんどない品種です。
乱用や依存性はないのに厳重な盗難防止措置と共に見学すらできない状況です。
1948年大麻取締法と同年にアパルトヘイトが制定されています。日本では今も人種隔離政策ような大麻隔離政策が行われています。
大麻草は七味唐辛子やお盆のオガラとしても皆さんに親しまれていますが、栽培の現場は見ざる言わざる聞かざるの状態です。
栽培免許は容易に取得できず農家は減る一方です。このままひっそりと絶滅に追いやって喜ぶ人間が日本の政治に関わっているのです。
大麻草成分であるカンナビノイドを利用した医療大麻が各国で合法化しています。アジアでは韓国、タイ、フィリピンが取り入れようとしています。
日本には昔から漢方薬やぜんそくの薬としてあったのですが、最近の研究ではとても多くの病気に効果があるという結果が出ています。
また精神作用のあるTHCの依存性についても1994年にアメリカ国立薬物乱用研究所(NIDA)がコーヒーやアルコールを下回るという結果を報告しています。
致死量もアルコールを大きく下回ります。
厚生労働省の大麻の乱用性の主張には一切の裏付けがありません。実際の大麻で研究ができる大麻取扱者免許は取得が非常に困難です。
一方で日本政府は海外企業のカンナビノイド関連の特許を1000以上認めています。医療大麻が解禁になった時には外国企業が市場を独占しているかもしれません。
国内には大麻は悪と喧伝して、外国企業には大麻の有効性を認めるとはひどい二枚舌です。
もともと大麻というのは神社でお祓いに使う幣であったり、大麻草そのものを表しています。
大麻取締法は大麻という言葉そのものを違法薬物とすり替えてしまいました。70年ものの大麻撲滅キャンペーンによって国民はすっかり洗脳されてしまいました。
私がメディアに良い時は麻、悪い時は大麻と表記しているのをどちらも大麻と表記していただきたいのです。
麻にはリネン、ラミー、サイザル麻、ジュート麻などいろいろありますが、全く別の植物です。分類も容姿も違います。
大麻草の真の姿を伝えることが洗脳を説くことに繋がります。
医療大麻や産業大麻について行政も裁判所もメディアも議論を避け逃げてきて今に至ります。
裁判所は大麻の危険性を問われると自明のことだから検察は立証する必要がないとのたまいます。
一方アメリカの医療大麻はカリフォルニア州の裁判所が有効性を認めたことに始まります。
日本の裁判所にもしっかり良心を持って誠実な仕事をして欲しいと願います。
大麻草は国民的植物です。その存亡については国民的議論がなされるべきです。
アパルトヘイトのごとく隔離して闇に葬られることのないように声を大にして報道各社に問題を投げかけたいと思います。
世論を喚起し、栽培許可権を持つ知事を動かしたい。大麻取扱者免許の認可を渋る厚生労働省の姿勢を正したい。
そのために記者会見を開きます。大麻取締法の廃止に近道はありません。理解者を増やすしかないのです。
高野泰年