東京国際カナビス映画祭
11月26日土曜日、LOFT9 Shibuyaにて東京国際カナビス映画祭が開催された。
https://ticff.jp/
二部制で6つの映画と合間にトークショーを挟んだ催しでメイヂ健康大麻油は協賛企業としてCM映像と「ちょっと真面目な麻のTV」の番組宣伝を上映した。また販促ブースで商品をPRした。
大麻所持の裁判で係争中のやきもの作家大藪龍二郎氏の作品(縄文土器をモチーフにしている)がステージ横で存在感を放っていた。
大藪氏とはこの日初めてお会いして、インタビューもさせていただいた。芸術家らしくスタイリッシュで、穏やかで優しい方だった。
彼の裁判は日本の大麻行政・大麻司法の闇を次々と暴いていて目が離せない。最高裁判所で決着するまで、経過を広報しつつ支援したい。
大藪氏の支援はこちら https://www.clear-right.org/about-7
東京国際カナビス映画祭のオーガナイザーは東海ラジオ「ちょっと真面目な麻の話」でもお世話になった長吉秀夫さん。
ポスターは渋谷の街に大麻と縄文土器も散りばめられて、鮮やかな色合いでとてもクールだ。
「Cannabis Buyers Club」はアメリカ、サンフランシスコで医療大麻合法化運動の中心人物だったデニス・ペロンのドキュメントだ。
“マリファナの導師(グル)”ペロンは違法薬物である大麻を医療目的で販売していた罪で投獄されてしまうが、挫けず販売しつづけて支持者を急速に増やしていく。
盟友のハーヴェイ・ミルク議員を応援して、大麻や同性愛の権利を拡大していくが、それを受け入れられないダン・ホワイト議員がミルクを殺害してしまう。
裁判所は精神的に不安定だったという理由でホワイトを無罪にしてしまったために、激しいデモや暴動が起こる所で、<復讐、復讐、それだけしか考えていない。>という衝撃的なセリフで映画は終わる。
映画の冒頭は老いたペロンが穏やかに生涯を振り返っていくのだが、ラストは扇動的だ。
吉岡敏朗監督の「麻てらす 〜よりひめ岩戸開き物語〜」は日本の暮らしや宗教にいかに大麻が生かされてきたか、大麻がいかに人を救ってきたかを伝えてくれている。
大麻から糸を生み、服を織る。寒冷地では大麻無しには生きられなかったのが日本なのだ。
26日までの3日間は渋谷で大麻関連のイベントが続く渋谷カンナビスウィークであった。
24日はCBD Journey (CBDジャーニー) Vol.4 & CannaCon(カナコン)2022が開催され、
CBD Dispensary Lounge VapeMania恵比寿でも3日に渡って「現代を生きる魔女達のためのコンビニ《 WM 》popup store “ W ”」が催された。
https://hemptoday-japan.net/13399
日本での大麻合法化活動はいかにあるべきか。
デニス・ペロンのストレートで法律無視の痛快な活動は日本には向かないかもしれないが、どんなアプローチがあってもいいと思う。
大藪氏の裁判も重要であるし、映画祭のような誰もが気軽に参加できるイベントもいい。
マリファナマーチはコロナ禍も相まって途絶えているが、陽気なデモもあった方がいい。
私はメディアに働き掛けつづけていたら、テレビ番組「ちょっと真面目な麻のTV」を持つに至った。
情報バラエティー番組ということになっているが、大麻合法化活動をエンタテイメントにできたら最高だ。
東京国際カナビス映画祭は来年以降、全国ツアーを企画しているという。
大麻が人を動かす理由を来場者の誰もが体感するだろう。
長吉秀夫さんのNOTE 大麻裁判の詳細なリポートあり。
https://note.com/nagayoshi/
隣で出展されていた伊勢のASAFUKU CAFEのスイーツは原料にこだわっていて、どれもおいしかったです。
高野泰年