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大麻取締法改正案、衆議院を通過

11月9日、10日と厚生労働委員会が開かれ、改正大麻取締法について審議された。

この大麻使用罪の創設も盛り込む改正案は残念ながら可決されてしまった。
一般社団法人ARTS代表理事田中紀子氏とAsabis株式会社代表中澤亮太氏、共産党の宮本徹議員、無所属の福島伸亨議員らから使用罪の害悪やTHCの有効活用の意見が出されたことは今後の衆議院、参議院の審議に活かされていくと思う。

一方、日本てんかん協会の田所事務局長はCBDサプリメントの事業者を<やから>呼ばわりし、CBDを薬物として規制して欲しいと発言した。
この方には4年ほど前に直接会ったことがあるが、てんかん協会の機関誌への広告掲載や弊社商品の寄付を拒否された。
エピディオレックスが上げる利益が優先で、てんかん患者のことを第一に考えていないことがその時にはっきりわかった。
国会での証言で製薬利権を浮き彫りにしたことを感謝したい。

そして神奈川県立精神医療センターの小林桜児氏は大麻規制小委員会出席時同様に<司法のおせっかいで大麻使用者を困らせる>と発言し、今度は<CBDの乱用>など意味不明なことを言いだした。

拙著「バカでもわかる大麻合法化の国益」では16項目を争点として挙げているが、小林氏はその想定を上回るおバカ発言を連発した。
大麻規制小委員会の前身である<大麻等の薬物対策のあり方検討会>では松本俊彦医師が参加されていたが、大麻使用罪に反対したため、小林氏に交代となった。
そうした会議も今国会も結論ありきのセレモニーのようだ。最初から製剤利権が大麻合法化を阻んでいるのである。
結局14日に衆議院本会議で与党などの賛成多数により可決され、衆議院を通過してしまった。

岐阜放送の「ちょっと真面目な麻のTV」は10月28日をもって放送一周年を迎え、11月からリニューアルして放送する。
医療大麻の解禁で大麻議論は転換点を迎えた。大麻のどこまでが体に良くて、どこからが害なのか。アルコールを取り締まる時のようにはっきりとした数値を示さないといけないだろう。

アルコール性肝疾患による死者は2021年に6千人を超えた!
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE1564N0V11C22A1000000/

番組はより踏み込んだ内容で関係省庁やマスメディアにも無視されないように切り込んでいく所存である。乞うご期待。

ちょっと真面目な麻のTV(ぎふチャン)

高野泰年

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