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「マリファナマーチ東京2023」盛大に開催される

5月4日午後4時20分マリファナマーチが出発した。
東京都港区の青山公園を出発し、表参道、原宿、渋谷を通る二時間弱のコースである。港区から渋谷区と区を跨ぐため誘導の警察も途中で交代する大掛かりなイベントであった。

公式サイトによるとマリファナマーチは大麻規制の見直しを掲げ1998年から毎年5月に世界各地で行われている世界同時開催のデモ、集会で、これまでマリファナマーチに参加した都市はアメリカ、ヨーロッパを中心に全世界で800都市以上に上る。
2016年は世界中で300都市以上がマリファナマーチを開催した。
少ないところでは数十人程度、多いところではカナダのトロントのマリファナマーチには35000人もの参加者が集まっている。
日本では2001年から東京、大阪、札幌、新潟などで行われてきた。

主催者はからは以下のような注釈がなされている。
※大麻の使用や所持は法律で固く禁じられています。マリファナマーチはそれらを推奨する為のデモ、集会ではありません。
※マリファナマーチは日本国憲法19条(思想・良心の自由)、21条(集会・表現の自由)に基づくものであり憲法を尊守して行われています。

私は初めて参加したのだが、マーチは大名行列のように晴れがましく、警察に誘導されて渋谷のスクランブル交差点を悠々と曲がるのはギャラリーも多く、最高に気持ちがいい。
アピール無しで歩くだけでも純粋に楽しいので、大麻に興味のある人は参加しないと勿体ないと思う。
主催団体は現在、非営利で有志により運営されており、二台の車、音響機器、のぼりなどの用意、保管も各自の持ち出しである。
警察の協力や会場の青山公園を借りるのも先人たちの幾度もの折衝によるもので、コースの確立も含めてこれまでの活動によって積み上げられた財産がたくさんある。
これだけの内容を今、新規に申し込んでも許可が出ないのではないだろうか。
マリファナマーチの参加者は年々減っている。ネットに上がって身元がバレることも一因であるが、娯楽の要素が減ったことも大きい。
かつてにマリファナマーチはお酒と食べ物を売っていたのだが、青山公園からの苦情でそれを止めたら参加者がかなり減ったという。
実際に当日の気候はとても和やかで、5月の昼下がりお酒と食べ物があったらもっと楽しいだろうな~と思う。
政治活動とはいえ、やはり人を惹きつけるには娯楽が必要だ。3体のマリファナキャラクターとランキンタクシーさんの音楽は沿道の人々も楽しませていた。

ネット上の活動もいいが、大通りを練り歩いて大麻合法化の勢いを示すことも重要だと思う。
その数が増えれば、誰も無視できなくなるだからだ。
来年も開催されると思うが、多くの方が参加して声を上げて欲しい。

マリファナマーチは勇者の行進。それを知っている外国人はとにかく声援をくれる。
彼らは戦いの末に大麻を使う権利を勝ち取っている。だから日本もがんばれよと応援してくれる。
このように世界をつなげる植物が他にあるだろうか?他の植物の合法化運動など聞いたことがないし、モルヒネマーチや、覚せい剤マーチもない。

マーチの様子はAFP通信が伝えて、それをヤフーニュースが取り上げてくれた。コメント欄はまだまだ無知な方々による批判も多いが、マーチの古参の方は沿道の反応の変化を感じていた。活動を続けていれば、事情を知った医師、弁護士、そして議員が動く。彼らも運動に加わり、自ずと大麻は合法に近づいていく。

大麻規制の見直し訴え、渋谷で「マリファナマーチ東京」
https://www.afpbb.com/articles/-/3462817
AFP通信は1835年にパリで設立された、世界で最も歴史の長い国際通信社
https://www.afpbb.com/articles/-/3208103

4月20日は国際マリファナデーで世界各地で大麻のイベントが催された。
日本でも日本カンナビス映画祭が福岡で催され、、横浜や東京でもイベントがあった。
私は市民運動は発明の連続だと考えている。手数を出していくうちに正解が見つかるものであり、手数を出さないと前に進まない。

「ちょっと真面目な麻のTV」でもマリファナマーチを紹介する予定だ。こちらも負けじといろいろ試して大麻合法化の突破口を見つけたい。

高野泰年

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