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大麻草の刈り取りの季節です。

良い大麻繊維を得るには大麻草が育ちすぎる前に刈り取らねばなりません。精麻農家は花をつける前のこの時期に大麻草を刈り取ります(手で抜く地域もあります)。
徳島では7月15日に「大嘗祭」に供えられる調度品「麁服(あらたえ)」用の大麻を刈り取る「抜麻式(ばつましき)」が行われました。
栃木や群馬、各地で大麻草は刈り取られていくのですが、北海道では野生の大麻草の刈り取りに大勢が駆り出されます。

<野生の大麻草、開花前に根こそぎ 監視も強化 北海道> 7月27日 毎日新聞
上記、記事によると北海道置戸町で40名のボランティアにより二時間で5038本を「根こそぎ除去」したそうです。
「開花前に抜き取り、撲滅させる作戦」で薬剤師会や商工会女性部などが参加しました。
北海道に自生の大麻が多いのは過去に大麻繊維で産業振興を図り、広範囲に栽培されていたからです。産業が衰退した後も大麻草は旺盛な繁殖力で未だに繁茂しています。
かつてこの地の人々の生活を支えるために植えられていた植物に対して「根こそぎ除去」や「撲滅」という感覚を持ってしまうのは本当に悲しいことです。

大麻草は太古より日本全域で栽培されてきましたが、北海道を含め大麻を吸って深刻な健康被害があったという事実はありません。
戦後にアメリカからの命令で大麻取締法が制定され、大麻草そのものが違法物質のような扱いになってしまったことが悲劇の始まりです。
しかし立法目的(例えば大麻によって深刻な健康被害が生じたので規制するといった法律の作られる理由)のない法律をいつまでも改めず、大麻所持者に有罪判決を出し続ける裁判所には大いに問題があります。
アメリカにも大麻弾圧の暗い時代がありましたが、州の裁判所は独自の判断で大麻を合法化しました。ついには連邦政府も産業大麻については昨年全米で合法化が決まりました。

北海道の野生の大麻草はTHCを何パーセント含んでいるのでしょうか? 人々に害を与えているのでしょうか?
北海道には産業大麻で町おこしを目指す北海道ヘンプ協会があります。知事も鈴木直道さんに変わりました。
世界中で大麻草は見直されています。来年はボランティアが刈り取りをせずに済むように野生大麻の調査や検証をして欲しいと思います。

猛暑のこの時期の大麻草の刈り取り作業は高齢者にはなかなかの重労働です。大麻を刈り取り、消毒のためにお湯につけます。この季節に暑いと思います。
伊勢麻振興会のように若者が参入するようにならないといけません。
世界で大麻草が注目されているのは強い繁殖力と成長力、繊維や燃料、食料にもなる幅広い有用性によります。
地球を温暖化から救うことができるかもしれない夢の植物です。
日本でもこの古くからある植物、そして神道に欠かせない神聖な植物が見直され、産業としてもう一度盛んに栽培されることを切に願います。

麻の実を得るには開花を待ち、刈取りはもう少し後になりますが、大麻草の季節がもうすぐ終わりを迎えます。
来年の種まきの春までに精一杯大麻油を売って、少しでも大麻草の住みよい日本を作っていこうと思います。

高野泰年

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