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令和3年4月23日第5回「大麻等の薬物対策のあり方検討会」の議事録を読んで

厚労省の公開した議事録から気になった発言を取り上げました。

大麻等の薬物対策のあり方検討会|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
■岐阜県の大麻農家 若園氏
THCは精神異常誘発物質、マリファナ解放論者を日本社会の保健衛生上の脅威。
検討会に大麻取締法を部位ベースからTHCベースにすること、大麻をマリファナと称すること、大麻の使用罪を設けることなどを要望する。

→大麻農家を苦しめている本当の敵は厚労省なのに、マリファナ批判にまんまと利用されてしまっている。
THCを害とみなせば、この先もしつこく検査を受けることになるのに。
また難治性疼痛患者支援団体の代表も務めているのに<ダメ。ゼッタイ。>に同調している。いざTHCを医療利用する時に患者さんが怖がって拒絶するかもしれないのに。
過去の議事録を読んでいないのだろうか。精神異常誘発物質というワードに吹き出してしまう。仕掛け人の厚労省もびっくりするほど洗脳が深い。

■監視指導・麻薬対策課長の発言
「大麻栽培でまちおこし!?」のパンフレットに行き過ぎた表現があるかもしれない。
→昨年9月に中日新聞夕刊(東京新聞でも)で大々的に指摘されている。さっさと引っ込めろ。

■事務局 全国各地の栽培されている大麻のTHC含有量を調査しているのかの問いに対して
調査しておりません。繊維型大麻のTHCが極めて少量だということは昨今分かった。
→ズボラかつボンクラ。こんなことも知らずに大麻草栽培を否定するパンフレットをまき散らしていたことを若園氏と大森氏に謝罪するべき。
別の委員に<乱用には適さないものだということをちゃんと示せば、わざわざ不正に入手しょうとする輩も出てこない>と正論を言われる。

■大麻草の盗難について
若園氏 10年前に未成年が興味本位で盗んで以来ない。
大森氏 20数年来取られていない。マリファナをする人たちはみんな知っているから来ない。
→厚労省がTHCが入ってないことをしっかり通知すれば、盗難もなく堂々と栽培できる旨が繰り返し発言される。どう考えても栽培農家に一番迷惑を掛けているのは厚労省。

■ある委員の唐突な発言
大麻というか、THCについて、使用罪の対象とする方向で毅然とした対応をしていくべきではないかと思います。
→繊維用大麻の話題の最後に唐突に使用罪を持ち出す委員。まさに使用罪を主張するためだけに呼ばれた厚労省の手先だろう。

■監視指導・麻薬対策課長の説明
<医師が麻薬中毒者と診断した時は届け出なければならないという義務規定>と、<知りえた秘密を正当な理由なくして漏洩してはならないという規定>が相反しているが、最高裁判決は「通報することが医師の守秘義務に違反しない」。
CBD製品193点を調査した結果、全てTHC不検出でした。
→最高裁は本当に使えない。行政の追認機関でしかなく間違いなく日本を沈滞させる要因となっている。CBD業界は健全なのだが、利権のために規制したいようだ。

■ある委員
最高裁判決の「警察に通報しても守秘義務違反にはあたらない」が「通報しなければならない」と誤解されている。
ダメ。ゼッタイ。普及活動がハームリダクションの妨げになっている。
→鈴木勉座長率いる<ダメ。ゼッタイ。>陣営の理解が悪いため、またもやハームリダクションの説明。

■ある委員
大麻事犯の検挙人員が増えているが、患者さんは増えていない。何のために厳罰化するのか。健康被害が起きている、交通事故が増えていたり暴力事件が増えているとかのデータは検証されなくていいのか。
10年、20年した後でメンタルヘルスがすごく増えて、あの時若者の中で大麻が蔓延したのが問題だったなんてことがあるのかどうか。
「なぜ大麻がいけないのか、どんな健康被害や社会的弊害をもたらすのか」という根拠を少し考えてみないといけない。
→この検討会全体で最も重要な部分がTHCの健康被害と社会的弊害の検証のはずだが、この委員は<少しは考えてみないといけない>という言い回し。
若園さんの精神異常誘発物質という言葉が、この検討会の有識者会議とは言えないレベルを表している。

■監視指導・麻薬対策課長のまとめの中で
部位規制を、THCやCBDという成分規制にしていくべきではないかという意見が多かったという印象を受けている。
→<CBDを規制しろ>なんて流れになっていないのに願望を口に出してしまう麻薬対策課長。

■ある委員
「無毒大麻」という言葉があるが、「害」や「毒」という言葉はネガティブ。「大麻の健康影響」の方がフェア。
もうちょっとサイエンティフィックにエビデンスベースドで伝えていった方が啓発が有効だ。
→ここでもTHCの健康被害をエビデンス(根拠)を持って示すべきという当たり前の意見が出る。<もうちょっと>という言葉が添えられているのが本検討会の悲しい現状なのである。

この記事を書いている時点で医療大麻が認められたことと大麻使用罪が導入されるという報道があった。全く脱力である。
最初からそんなシナリオだったのだろう。検討会を進めていくうちにいろんな突っ込みが入るから急いで議論を打ち切ったようだ。
この第5回の会議をある記者に傍聴してもらって報告を受けた(前回、記事にしました)が、議事録といろいろ食い違う所がある。
現在、内容の改ざんがあるか件の記者に問い合わせている。
議事録の公開が毎回、次の会議の直前に公表されるが、ただの文字起こしにそんな時間が掛かるわけがなく、ひたすら議論の流れが反れないようにしたいのだろう。

医療大麻も認められ、大麻取締法が部位ベースからTHCベースになったのなら数歩進んだように思えるが、CBDを規制するとか産業大麻を相変わらず厳しく規制するのならしょうもない検討会だったと思わざるを得ない。
曲がりなりにも<有識者>を集めてこの結論では日本はエビデンス無用のオカルトの国になってしまう。

ご協力のお願い
鈴木勉座長や厚労省、各委員へ要望やメッセージを送りましょう。必ず反映されることでしょう。
メンバーの入れ替えを要求してもいいでしょう。
厚生労働省は「国民の皆様の声」を募集しています。
こちらからご意見をお寄せください。
https://www.mhlw.go.jp/houdou_kouhou/sanka/koe_boshu/

鈴木勉座長には面会や要望が相次いでいるそうです。
どしどし要望出しましょう。遠慮はダメ。ゼッタイ。
Facebookのアカウント https://www.facebook.com/tsutomu.suzuki.7505/
所属先の星薬科大学 HOSHI UNIVERSITY 〒142-8501 東京都品川区荏原2-4-41 TEL 03-3786-1011(代表)

高野泰年

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