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とちぎテレビ放送後記・栗野民族歴史資料館から取材を拒否される

最終更新日 2021年12月08日
健康大麻推進家 高野泰年

昨年12月にとちぎテレビの協力で私たちの活動をご紹介いただいた。

本来はもう少し放送枠を広げて放送される予定であった。
鹿沼市の栗野民族歴史資料館を取材する予定だったのだが、ギリギリで栃木県から取材拒否の連絡が入り、その部分をカットせざるを得なくなった。
栗野民族歴史資料館は鹿沼市の栗野図書館に併設する特別展示施設で、古くから大麻草の生産が鹿沼市を支える重要な産業であったという歴史を学ぶことができる。
近年大きくリニューアルされ麻の種を植えるところから、麻製品に加工するまでの過程をいきいきと描いた「麻栄業図」や昔はどこの家にもあった蚊帳(こちらも大麻草の繊維で出来ている)を実際に体験できるコーナーがある。

※詳しくは鹿沼市のH Pを参照
https://www.city.kanuma.tochigi.jp/0313/info-0000002068-1.html

私たちとテレビ局で台本を作り栃木県に提出して、後はインタビュー映像を含めた撮影をする直前でのキャンセルであった。
局から問い合わせに対して資料館は知らない、何も言えないとの一点張りだったが、こちらから連絡したら、県の薬務課と農政課から取材の差し止めがあったと伝えられた。

撮影不可の理由は 1.盗難に繋がるため、2.第三者への公開は禁止されているためとのこと。

栗野民族歴史資料館の展示物や館長のインタビューを放送することがなぜ盗難に繋がるのだろうか。
県内外の者に無料で公開している資料館の内容を第三者に公開するなとはどういうことなのだろうか。

鹿沼市教育委員会の担当者に問い合わせて得た回答の一部を以下に記す。


「麻栽培を市の観光スポットとして広く知ってもらえることを願っております」(台本内の一文)

→栽培地が観光化されると審査基準2のⅡの7(8)に抵触する可能性があります。この1文は削除を希望いたします。

(参考)
栃木県 大麻取締法に基づく大麻取扱者免許及び大麻栽培地外持出許可の申請にかかる審査基準2のⅡの7(8)
栽培地等を、栽培関係者以外の第三者に見学させないこと。また、大麻にかかる農作業体験・研修は受け入れないこと。ただし、知事が必要と認める者を除く。

お電話でもお伝えしたように、栃木県薬務課、鹿沼市農政課、大麻農家さん等、麻に関することには栃木県は特にデリケートな問題を含んでおり、私も今回不勉強であったため、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。
またご協力は私の一存でお約束できず、ご希望に添えない場合もあります。何卒ご理解いただけるよう重ねてお願い申し上げます。
以上の点を踏まえ再度ご検討願えれば幸いです。

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鹿沼市教育委員会事務局
文 化 課 文化財係
鹿沼市坂田山2-170
TEL 0289-62-1172
FAX 0289-65-6742
担当:〇〇
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メール転載、以上。


資料館の撮影を拒否した理由としては全く噛み合わない内容である。
以後、どのような形でも取材に応じていただくことは叶わなかった。
急遽、台本を改稿し上記の編集で放送された。

さて、上記のメール内に出てきた大麻取締法に基づく大麻取扱者免許及び大麻栽培地外持出許可の申請にかかる審査基準2のⅡの7(8)であるが、厚生労働省が各都道府県に通知する指導であり、これを元に各都道府県がそれぞれの判断で栽培者免許を持つ者への対応、免許を与えるかを決めている。
このガイドラインは公開している県とそうでない県があり、栃木県は公開していなかった。栃木県はガイドラインの提供に応じなかった。

いくつかの県の公開がネット上で見つかるが、上記の一文が明記されていたのは長崎県のH Pのみであったのでリンクを貼らせていただく。
https://www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2018/03/1519982259.pdf
(3) 栽培地を、栽培関係者以外の第三者に見学等させないこと。また、大麻に係る農作業体験又は研修は受け入れないこと。(リンク内 第2-3-(3))

私は栽培地の公開について栃木県保健福祉部薬務課温泉・薬物対策担当から
「貴社サイトにおいて大麻栽培地の情報を公開することは、大麻取締法に抵触することではありませんが、個人情報を含む場合にはお取扱いにご注意願います。」と回答を得ている。
施行70年を超える大麻取締法や行政の対応は様々な矛盾を抱えていているが、大麻草の研究は世界中で進んでいる。
日本でも議論を尽くして、科学的根拠に基づいて早急に法律を改正する必要がある。

私たちはただ、古くから大麻草と共にある鹿沼市の歴史的な資料や施設を栃木県民に知らせたいと思った。
とちぎテレビは自らの育った土地の産業に誇りを持っていて、夕方の注目度の高い時間帯を用意した。

今回貴重な資料映像まで用意していただいたとちぎテレビには感謝の意を表したい。
対して写真一枚も提供せず、撮影の妨害までする栃木県。

栗野民族歴史資料館のHPには地元の産業の歴史に触れてもらいたいと書いてある。それが県民に広く伝えるこの機会を筋の通らない理由で撮影を断った。
担当者のメールからは地元文化を誇る気概の無さ、お役所特有の事なかれ主義だけが伝わってくる。

日本の大麻草栽培が衰退していった理由がなんとなくわかる。
だが、私たちは多少の衝突は覚悟して、試行を繰り返すしかないのである。
少なくともとちぎテレビは大麻草の栽培地の公開に賛同してくれた。
賛同者がもっと増えて行けば、行政の対応も変わっていくだろう。

栗野民族歴史資料館は入館料無料で非常に貴重な資料が展示されているので、ぜひ見学に行ってみて欲しい。

【併せてお読みください。】

▶︎国内大麻栽培地へのアクセス
記事を読む >>>

▶︎愛知県 大麻栽培の質疑応答書類
リンク先へ >>>

高野泰年

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