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ちょっと真面目な麻の話

この番組は荒磯親方横綱人生道が九州場所開催中でお休みのため企画されました。
私、高野と村上アナ、そしてフライデーデジタルで対談した丸山ゴンザレスさんに参加いただきました。
丸山さんは裏社会ジャーナリストという肩書で世界の裏事情を地上波放送で語ることができる稀有な存在です。
現在、日本において大麻について肯定的な立場で報道されることは許されないかの状況ですが、彼が語ってくれることによって真面目な話にもなり、エンターテイメントにもなります。
私たちはメイヂ健康大麻油発売以来、日本でも大麻について国民的な議論がなされるべきだと主張してきましたが、いよいよ公共放送で大麻について提言する機会を得ました。
東海ラジオ様にはたいへん感謝しております。
さて放送で気を付けたかったのは科学的根拠や実際に起きている事実を元にした話をすること。
そして、明るく面白い放送にすること。
また大麻(THC)の摂取を薦めているものと勘違いされないように気をつけました。

放送で大麻の身体的依存性はカフェインと同程度だというニューヨークタイムズの記事を紹介しました。
15分番組なので余りこの部分を掘り下げなかったのですが、過去にアメリカやイギリス、インドで大規模に行われた調査によって大麻(THC)の危険性は何度も検証されています。

例を挙げると
1893年 「インド大麻薬物委員会」 4名のイギリス人と3名のインド人
一年間に1193人に聞き取り調査し、イギリス政府へ提出した。
内容は「適量の大麻を用いることは有益でさえあり、その使用は医療的とみなすべきである」、
「大麻の使用によっては、いかなる身体的障害も認められておらず、精神に有害な影響を与えることも、モラルの低下も見られない」。

1972年「マリファナ:誤解の兆候」 マリファナおよび薬物乱用に関する全米委員会 レイモンド・シェファー元ペンシルベニア州知事ら
ニクソン大統領と連邦議会によって設置された委員会。医師、研究者、社会学者、法律家など約80人のスタッフ。
約二年掛けて大麻の有害性、健康影響を人体実験を含む徹底的な調査を行った。
結論は大麻は依存性が低く、使用による脳の障害は実証されず、大麻使用だけに起因する死亡事件は米国では一件もなく、他の薬物へ移行する傾向も見られなかった。

1944年 「ニューヨーク市におけるマリファナ問題」 1944年 いわゆるラガーディア報告
1938年にニューヨーク市のラガーディア市長が大麻の有害性について薬理学、心理学、社会学、生理学などの研究者を集めて委員会を設立して行った調査。
1944年に報告された結果は「大麻は大麻の長期使用は肉体的・精神的・道徳的な退行につながらず、継続的に使用した場合でも、何らかの永続的な有害効果は認められない」。
「また犯罪と大麻使用との関係性はない、性欲を高める作用は無い、使用を突然やめても禁断症状を起こさない」。

1994年 アメリカ国立薬物乱用研究所(NIDA)のジャック・へニングフィールド博士 危険度を比較したグラフ  依存性、禁断症状、耐性、習慣性、中毒性による比較。
ニコチン、ヘロイン、コカイン、アルコール、カフェイン、マリファナ。総合的な危険度は大麻はカフェインと同程度。ヘロインが一位。
へニングフィールドの「メルクマニュアル第17版」での解説「大麻の慢性ないしは定期的使用は精神依存を引き起こすが、身体依存は引き起こさない。」

また当サイトでも紹介している論文でも大麻の危険性はアルコールやタバコを下回ります。
2010年 David J Nutt, Leslie A King, Lawrence D Phillips (ISCD代表)による研究「英国における薬物乱用の有害性:多基準意思決定分析法による検討」
https://onl.tw/GDtJZQY

丸山ゴンザレスさんは世界各国を取材しています。
政治、宗教、思想を越えて人の生活を変えるのはお金、ビジネスです。
タバコ栽培が衰退するアフリカを医療大麻が変え、嗜好大麻を合法化したカナダから大麻を製造、販売する企業が上場しています。
丸山さんはそんな企業がしっかりと生産管理をして品質向上に努め、雇用を生んでいることを伝えてくれます。
本当に身体に害のあるものなら、いくら経済効果があっても合法化などしないし、ビジネスとして成立しないはずです。

日本は経済成長が30年止まっています。そんな中で世界の大麻情勢を正視しないままで良いのでしょうか?
私には日本の大麻後進国ぶりがそのまま、経済停滞を象徴しているように思えます。
日本では大麻とモルヒネ、覚せい剤のの区別がついてない人がほとんどな気がします。
大麻(THC)は様々な病の治療に効果があることがわかった結果、世界各地で嗜好目的の使用も認められるようになってきました。当然、健康目的で使用する人もいます。
モルヒネや覚せい剤でこんなことは起こりません。

日本のマスメディアは大麻(THC)の有用性を伝えることにとても消極的です。

東海地方限定のラジオ番組ですが、医療大麻や嗜好大麻について客観的事実を交え、明るい雰囲気で放送できたことは日本の大麻情勢にとってとても意義のあることだと思います。
この放送を機に他のマスメディアでも大麻草について意図的に否定することなく、事実に向き合って報道されることを切に願っています。

参考文献 世界大麻経済戦争 矢部武 集英社

 

高野泰年

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