CBDとは

最終更新日 2021年12月13日
健康大麻推進家 高野泰年

CBDってよく聞くけど、どんなもの?
この記事はそもそもCBDとはどんなものかについて書いています。

CBDとは

CBDとはカンナビジオールとも言われます。
CBD(カンナビジオール)は植物である麻から抽出される成分です。 ドラッグのような酩酊感や中毒性は無く、日本の国内法でも違法性のない天然麻由来の成分のひとつです。

大麻草には、カンナビノイドと呼ばれる植物由来成分が含まれています。カンナビノイドは100数種類あり、CBDはその中でも特に多く含まれています。

CBDオイルとは

CBDが主に含まれるオイルが、CBDオイルです。

ヘンプシードオイルというのは、文字通りヘンプの種子から抽出したオイルです。必須脂肪酸のオメガ3とオメガ6を理想的な割合で含む栄養たっぷりのスーパーフードとして、近年人気が高まっています。

CBDの抽出方法は主に2つあり、メイヂ健康大麻油には大麻草の茎より超臨界CO2抽出されたCBD(カンナビジオール)をオーストラリア産の有機ヘンプシードオイルから作られています。
https://kenkoutaima.jp/cbd_cyusyutsu/

CBD とTHCの違い

CBDとTHCの化学式

大麻植物(カンナビス)の主成分は大きく2つあり、「CBD(カンナビジオール)」「THC(テトラヒドロカンナビノール)」です。
大麻というと不安に思う方も多いと思いますが、一般的に大麻の作用として知られる成分はTHCです。
THCを含まない(違法ではない)成分が『CBD(カンナビジオール)』と呼ばれる成分なのです。
大麻成分のうち約40%を占めると言われるCBDは非精神活性成分であり、日本でも合法です。THCは精神活性作用(多幸感など)があると同時に、日本では厳しい法律が定められています。

大麻というと日本では麻薬として扱われており、摂取するとハイになる印象がありますが、CBDは摂取しても基本的にハイになりません
どうして大麻を摂取するとハイになるかというと、大麻草にはもう一つの主要カンナビノイドである「THC」という成分が含まれているためです。

THCには「テトラヒドロカンナビノール」の略で、摂取すると高揚感や時間感覚の歪みなどの麻薬的な作用があります。
しかし、THCとCBDは基本的に別物で、両者の作用は基本的に異なることを、まずは知っておきましょう。

CBDとTHCの違いの構造式の説明図

CBDにはTHCのような精神作用はなく、乱用あるいは依存可能性を示唆する作用を示しません

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日本でCBD製品は合法

日本では大麻は違法薬物として指定されているので、大麻由来の成分となると違法なのでは?と思うかもしれませんが、CBDは法律で合法として扱われています。
というのも、実は大麻は法律で完全に規制されている訳ではなく、大麻草の部分によって違法・合法かの扱いが分かれます。

国内で大麻を規制する法律、通称「大麻取締法」の第一条では、大麻草のうち葉とつぼみ、根っこの部分を規制していますが、それ以外の茎と種は規制対象外としています。


そして、CBDはおもに大麻草の茎から抽出される成分なので、使用しても違法行為にはならず、日本でも合法という訳です。
ちなみに、麻薬的な作用のあるTHCは、大麻草の主につぼみと葉から抽出される成分であり、所謂「乾燥大麻」とは大麻草のつぼみを乾燥させたものを指します。
日本で流通するCBD製品は大麻取締法麻薬及び向精神薬取締法2つの法律をクリアしている必要があります。

第一条 この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。
(厚生労働省 大麻取締法より引用)

CBD製品は大麻草の茎および種子から精製することができます。
法的な部位から法的なCBDを抽出することができ「違法」ではありません。