CBDはマリファナやTHC、また市販薬などと違って痛みやその他の諸症状を精神作用なしに緩和するため、アメリカでは1940年台からその研究が進み、1980年台にはマクホーラム博士とそのチームで、てんかん治療の一環として催眠作用を促す臨床試験も行われました。
その実験でマクホーラム博士チームは治験の対象者に毎日300gのCBDを投与したところ、たったの4か月で発作がなくなったり、発作の頻度が大幅に減少することを確認しました。ただ残念なことにその当時のアメリカでは大麻や大麻関連物質にかかわる軋轢が強い時代だったために大々的にメディアで報じられることはありませんでした。

北米でCBDや大麻研究が大きく前進したのは1996年、カルフォルニア州が大麻を解禁して以降からです。北米では現在アメリカで大麻が禁止の州はたった8州(合法の州と非合法だが刑罰対象にならない州、医療大麻は合法な州が混在)、カナダでは完全に合法です。
日本では大麻は違法ですが、前述したとおりCBD関連製品は完全に合法です。

好みにもよりますが単独で摂取するとお世辞にもおいしいとは言い難い味ではあるので、コーンフレークとかココアやジュースなど味が強いものに混ぜて飲むとサプリ感覚で摂取できます。
日本で現在購入できるCBD製品は、オイルタイプ、パウダータイプ、ワックスタイプ、VAPE(電子タバコの一種)に注いで吸引するタイプが挙げられます。
混ぜる前提であればオイルタイプやパウダータイプがおすすめです。
VAPEで利用する場合は通常のモッドだとコイルが詰まりやすくなるリスクがあるので、可能であれば専用のモッドを購入することをお勧めします。

話題を戻しますが、CBDユーザーが多い北米でのCBD事情は一体どうなっているのでしょうか?
今回はCBD製品がどこでも購入できるカナダのCBD事情について触れてみたいと思います

通信販売でCBD製品のチョコレートやグミなども売られています。
https://justcannabis.shop/product-category/cbd/edibles/
(Source: Just Cannabis, n.d., Retrieved from https://justcannabis.shop/)

カナダではよほど田舎にいかない限り、’ディスペンサリー’と呼ばれるマリファナ専門店がどこにでもあります。特に都市圏に行くと、セブンイレブンより店舗数が多いと言っても過言ではありません。CBDオイルもディスペンサリーで購入することができます。
旅行者の場合は身分証を提示するだけで購入することが可能です。
ワーキングホリデービザや労働許可証・永住権をもっている日本人の場合は、医師の診断を受けてCBD製品を処方してもらうと確定申告(タックスリターン)に計上すると年収や購入金額に応じて医療費の支払い枠として政府から返金されます。

ちなみに医師には『夜寝れない』『足が痛い』などマイルドな理由で受診してもきちんと処方箋がもらえます。ただし一般旅行者の場合は当てはまらないのでご注意下さい。

ちなみにカナダのCBD製品の枠は本場ということもあり、日本より製品のチョイスが広くなります。例えば、エディブル(食べられるものの意)と呼ばれる、いわばお菓子感覚で気軽に食べれるグミタイプのCBDや板チョコ、飴やCBD茶など日本ではなかなかお目にかからないラインナップも存在します。
またペット用のCBDマーケットも拡大しており、犬用のおやつ、エサ、サプリなどの製品も気軽に購入することもできます。

海外ではペット用のCBD製品が販売されています。
Harmony
(Source: CREATING BLIGHTER DAYS, n.d., Retrieved fromhttps://www.cbdpet.ca/pages/terms-of-service)

ただカナダは州ごとに法律が異なるので例えばケベック州などでは子供が間違って食べないようにチョコレートや飴などお菓子系のCBD製品は販売することが禁じられています。
値段に関しては、平均的には30mlで35ドル(2800円)~200ドル(1万6千円)程度で購入できます。

値段に開きがある理由は製造メーカーによっての値段の格差もありますが、それ以上にCBDの量によって値段が変わる点にあります。
例えばHonest Botanical社の30mlのCBDオイルの場合は、CBDが250㎎配合されているオイルは38ドル(3050円)ですが、500㎎で65ドル(5217円)、1000㎎で115ドル(9231円)、2500㎎で16000円です(2020年10月調べ)。

海外で様々なCBDにチャレンジしてみるのも面白いかもしれません。