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警察・検察に説示勧告ができないポンコツ人権擁護局

4月15日に大阪法務局人権擁護課に逮捕されて後に不起訴釈放となった方の人権救済を申立てに行った件で、先方からゼロ回答が返って来た。
画像の書面を読むと人権擁護課は裁判所に全ての責任を負わそうとしているが、勾留に至るまでには警察・検察・裁判所という複数の主体が関わっており、単独で裁判所だけが責任を負うものではない。
警察の逮捕行為は不相当だったし、 検察は軽率に勾留請求した。しかし、人権擁護局は同じ法務省の中の警察・検察を糾弾できないようだ。
えん罪は国家による最大の人権侵害である。それを救えない人権擁護局など無用の長物。税金の無駄だ。

国連の指摘通りに法務省の外に独立した人権機関を設ける必要があるだろう。
とは言え、私たちは今できることを探っていかねばならない。本件被害者は弁護士と相談して再申請をする予定である。
「ちょっと真面目な麻のTV」でもこの尊い取り組みを応援していきたい。
冤罪被害者はこれまで誰もこのような救済を求めてこなかったのだろうか。絶望して諦めたのだろうか。
道がなければ作って進むしかないので、あらゆる手を尽くして日本の人権の在り方を改善していきたい。

ともかく当たり前のことを守らせることを社会が共通認識として持つようにしなくてはならない。
・証拠もないのに逮捕・勾留するな
・有罪が確定していないのに囚人扱いするな
・黙秘権が認められているのに自供を期待するな
・冤罪だったらすぐに補償しろ

本当に当たり前のはずだが、それができていないのは社会が要求しないからだ。
他人事ではなく自分事だと皆に理解してもらいたい。

刑事の勘で逮捕され、保釈まで326日 無罪の男性語る
https://news.yahoo.co.jp/articles/34e1f47351dbdc0e7540585c814534f7cfcccbed

これはリサイクルショップの主が殺害され、金品を奪われた事件で犯人の女性がホストの男性を共犯だと自供したせいで326日も勾留された事件だ。
証拠もなく刑事の勘だけでこれほど長期に渡って拘留されてしまう。そして国からは謝罪があるだけ。
この男性が人権擁護局に相談に行っても、裁判所に責任があるから何もできないと言うだろう。
これが現代の日本である。私の地元名古屋の事件で自分の身に起きるかと思うとゾッとする。
中世の魔女狩りと大差ない。
こんな狂った司法制度は今すぐ終わらせよう。

高野泰年

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