“大麻後進国ニッポン” 幻冬舎より発行
私の著作が幻冬舎より12月18日に発売することとなった。
内容は昨年発行した“バカでもわかる大麻合法化の国益”を大幅に強化したものである。
大まかに分けると<大麻に関する知識や世界情勢>と<私の合法化活動の記録>が書かれている。
前著をPRしていた折に幻冬舎から出版の提案があったのだが、私の大麻合法化活動の項が面白かったということであった。
私の活動は成功率が低く、基本的に負け犬の遠吠えである。しかし弱者たる市民が権力に対して遠吠えすらしなくなったら負け犬以下の畜生に成り下がるのである。
私は市民活動は発明の連続であると考えている。<失敗した→打開策を練る>を繰り返しているうちに成果を得ていくのが理想だ。
こと広告を打つという点において私はほとんど成功している。違法薬物を肯定的に紹介したテレビ番組は前代未聞、君が代をCM曲にしたのも史上初のことである。
ただ、結果は伴わなかった。世の中何の騒ぎにもならなかった。話題にもならないし炎上もしない。
大麻の国民的議論を起こすのは本当に難しい。
活動で成功したと言えるのは麻薬・覚せい剤乱用防止センターのデマカタログを廃止させたことぐらい。
大麻を吸うと漢字が書けれなくなる、包丁を振り回す、依存症は治らないなど間違いだらけの冊子だが、これが小学校などで長年配布されていた。
そこには大麻精神病という架空の病名も書いてあった。そんな病気があるのか厚労省に問い合わせたらいろんな部署をたらい回しされた。
誰も責任を取れないが、そんな病気はないということらしい。
厚労省や麻薬・覚せい剤乱用防止センターはじりじりと撤退戦をしている。
そりゃそうだ。大麻が危険なら合法化地域が増えていくわけない。
彼らはブラジルが合法化したことやアメリカの半数の州が合法化していることも隠しているようだ。
サイトの情報はわざと古くしてある。タイが再び大麻を違法化することを夢見ている。そんな夢は消えているのに。
国際的な薬物の規制状況 麻薬・覚せい剤乱用防止センターサイトより
https://dapc.or.jp/worldtopic/
12月12日から改正大麻取締法が施行される。大麻使用罪も創設された。賛同した国会議員は世界の流れに逆行するバカ丸出しの税金泥棒である。
カンナビノイド製品のTHCの規制値も厳しくなり、レアカンナビノイドの流通は絶望的だ。
それで病気を治療していた人は困窮し、販売者は商材を失うことになる。
製薬会社に独占販売させたいがために国民生活を平気で破壊してくる。
900人以上の死者を出しても接種推奨されるコロナワクチン。患者も病院も拒否しているのに半ば強制されていくマイナ保険証。
収入わずかなパートワーカーすら厚生年金に加入させ収入を奪っていく。
私は厚労省に良心などないと思っている。
皆さんはまだ何か期待しますか? 考えが甘くないですか?
森永卓郎氏が死を賭して著した<ザイム真理教>は税金のウソを広く世に知らしめた。
財務省にも良心はない。減税をするための財源がないというが、景気がよくなれば税収は増える。教科書に載っている。
狂った中央官庁のせいで日本は30年間経済を停滞させ、貧困が世を覆っている。もはや国民の敵である。
私はそんな思いで活動をしている。
大麻の合法化は日本の経済と保健衛生を向上させ、人権と法律を健全にする。
だから合法化活動も幅広く取り組んでいる。カンナビノイド製品を売りながら、書籍やTVで啓発をしながら、厚労省・法務省に苦情を入れる。
それでも本当に手応えがないし、創業来赤字を垂れ流している。
だが、今回の書籍は大麻取締法の改正とタイミングを合わせるという幻冬舎の戦略もあり、私の活動の中では成功の部類に入る気がする。
幻冬舎の協力で書店でのPRや新聞広告も打てる見込みである。広告には費用が掛かるが、新聞社には書評を書くよう圧力を掛けたい。法や科学を無視してきた懺悔をしてもらう。
もう何度目の正直になるかわからないが、今度こそ大麻の国民的議論を起こしたい。
高野泰年