第4回「大麻等の薬物対策のあり方検討会」議事録を読んで
3月31日に開かれた大麻等の薬物対策のあり方検討会の第4回は主に医療用麻薬とてんかん用CBD製剤について意見が交わされました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-syokuhin_436610_00005.html
この中で重要と思われたところは
1.・医療用麻薬は現代の医療において非常に有用で不可欠である。・アヘンを原料とするモルヒネも貴重な医療資源として、大事に活用しなければならない。・乱用実態はほとんどない。
・だが、<ダメ。ゼッタイ。>運動のせいで患者が過剰に恐れていて処方できない。
と発言が続くが、警視庁と<ダメ。ゼッタイ。>運動を積極的に推進してきた鈴木勉座長は卑怯にも雲隠れ。
代理で座長を務める藤野氏は「<ダメ。ゼッタイ。>は医療用麻薬の適正使用を推進すべき」というメッセージであると釈明した。→無理があり過ぎる!
2.太組先生がてんかん用CBD製剤について説明する。治験の要望を厚労省に出したが、2年も動きがない状況である。
そこにある委員が<大麻由来のTHCもCBDも麻向法で規制されるべき。処方される先生も麻薬施用者免許を取ったり、治験は麻薬研究者免許を取ってからのが現実的>と発言。
→CBDを麻薬扱い! この委員、完全に間違っている。
3.大麻抽出成分医薬品を<大麻>という言葉を使わずに、カンナビジオール製剤とかCBD製剤というソフトな言い方にした方がよいという発言が相次ぐ。麻薬もオピオイド鎮痛薬と呼んだ方が良いという発言が続く。
そこに薬物依存の治療・回復支援を専門としている委員から「ちょっと待てよ」が入る。<大麻>や<麻薬>を散々悪役に仕立て上げて、スティグマや屈辱を使用者に与えてきておいて何の救済もないのかと。
→結局ここでも<ダメ。ゼッタイ。>が元凶なのだが、責を負う鈴木勉座長は卑劣にも不在。
4.・医学の進歩の観点からTHCの議論を後回しにするべきでない。・CBDは成分規制なのか部位規制なのかで、いびつな規制になっているので整理する必要がある。という発言があった。
→成分規制にするよう議論を早く進めて欲しい!
以上、第4回の気になったやり取りでした。
CBDを大麻取締法で規制したいだの、使用罪を導入したいだのと言う妙な委員がいますね。
それでも今回は鈴木勉座長の<ダメ。ゼッタイ。>の実害が列挙されたのだから、本人がちゃんと弁明するべきでした。逃げるのはダメ。ゼッタイ。
警視庁もすぐ引っ込めなさいよ。未だに<ダメ。ゼッタイ。>サイトが見られます。
ご協力のお願い
鈴木勉座長や厚労省、各委員へ要望やメッセージを送りましょう。必ず反映されることでしょう。
メンバーの入れ替えを要求してもいいでしょう。
厚生労働省は「国民の皆様の声」を募集しています。
こちらからご意見をお寄せください。
https://www.mhlw.go.jp/houdou_kouhou/sanka/koe_boshu/
鈴木勉座長には面会や要望が相次いでいるそうです。
どしどし要望出しましょう。遠慮はダメ。ゼッタイ。
Facebookのアカウント https://www.facebook.com/tsutomu.suzuki.7505/
所属先の星薬科大学 HOSHI UNIVERSITY 〒142-8501 東京都品川区荏原2-4-41 TEL 03-3786-1011(代表)
高野泰年